高齢者住宅ではバリアフリー工事に減税制度を活用できる
高齢者が住む住宅では、ヒヤッとするシチュエーションも多々あるかと思います。
最も多いケガは転倒です。
そして、そのケガをする場所として多いのは「居間(リビング)」です。その次に「階段やキッチン」です。
転倒や転落、段差でのつまずきなど、歩行時に発生しています。
若い世代もいずれは歳を取るので、早いうちからバリアフリー住宅へリフォームを考えましょう。
今回は、損をしないための制度について交えながらご紹介します。
バリアフリーリフォーム減税
バリアフリーリフォーム減税制度についてご存知でしょうか。
文字通り、一定のバリアフリー改修工事を行うことにより受けられる減税制度です。
所定の工事を行った年度の確定申告で手続きを踏むと、その年に納めた所得税から一定額が減税されます。
その分は「還付金」として受け取れるようになっています。
減税制度について
バリアフリーリフォームだけでなく、耐震、省エネ、耐久性向上、多世帯同居の改修工事を考える場合に減税制度対象となり得ます。
令和4年1月1日から令和5年12月31日までの間に居住を開始した場合などには、その改修工事にかかる標準的な工事費用相当額の10%を控除することができます。
バリアフリーリフォームの標準的な工事費用相当額の限度額については、200万円です。
適用されるかどうかは、対象となる要件があるので必ず確認しましょう。適用者は、下記になります。
①50歳以上であること
②要介護又は要支援の認定者であること
③障害者
④65歳以上の親族又は②若しくは③の親族と同居する者のいずれかに該当すること
どのようなバリアフリーリフォームを施工すると減税制度を利用できるのかについては、下記になります。
①廊下の拡幅
②浴室やトイレの改良
③内装の段差の解消
④手すりの設置などの改修工事
高齢者の身体的特徴について
バリアフリーリフォームを必要にするのか、ここは若い世代には理解が難しいことかもしれません。
高齢者の身体的特徴についてまとめてみました。
浴室や洗面所では、転倒防止の工夫として介護者と一緒に入ること。
特に浴室は、床が濡れていれば滑りやすく、転倒からの骨折などのケガやヒートショック現象を起こすリスクも…。
トイレについては、深夜帯でも用を足しやすいように寝室近くに設置しましょう。
和式より洋式へリフォームを行い、車椅子でもスムーズに出入りできる、広いスペースにするように。
玄関回りは、スロープの設置をおすすめします。玄関扉の段差をなくしたり、腰掛けられる段差を設けましょう。
扉やスイッチ類は、チカラの要らない吊り引き戸や外から開錠できる鍵の設置を。
スイッチは低めで大きなものを取り付けましょう。廊下や階段には、足元を照らす照明も取り付けると良いでしょう。
おわりに
家での事故を予防するためには、家の中の危険を回避できるバリアフリーリフォームが有効です。
今回ご紹介した情報をもとに、ご家庭での話し合いのヒントになれれば幸いです。
熊本市の家のリフォームは株式会社肥後すまにお任せください。
会社名:株式会社肥後すま
住所:〒861-8064 熊本県熊本市北区八景水谷2-10-1
TEL:096-288-4153
FAX:096-288-4163
営業時間:8:30~19:00 定休日:不定休
対応エリア:熊本市
業務内容:家電製品の販売及び修理、住宅設備機器の設置及び施工、リフォーム工事業務、建物の外装・外構工事業、庭木の剪定・前号の附帯する一切の業務