住宅リフォーム工事 トイレ増設って本当に必要になるの？

「トイレをするのに2階から降りるのが面倒」「トイレまでの距離が遠い」といった悩みも出てくれば、トイレ増設を考えるでしょう。

しかし、トイレ増設と簡単に言ってもかかる工事費用の相場は約400,000円～です。

 

よくよく考えてリフォーム工事をしなければなりません。

この記事では、トイレ増設が必要になるのかを考える情報について書きたいと思います。

 

トイレ増設が必要なパターン

家族構成

家族が増えるとトイレが足りなくなることも。

特に朝はトイレ待ちになることが日常茶飯事なら、必要になるでしょう。

階段下や廊下にある物置スペースなどを利用してトイレ増設することができます。

 

介護目的

高齢の両親との暮らしであれば、バリアフリーリフォームも考えざるを得なくなります。

足腰の悪い高齢の両親の安心安全のためには必要です。

 

また、寝たきりになることも考えると、トイレ増設は寝室に近い、あるいは寝室を増設して室内にトイレをつくることも考えてあげましょう。

床の間や押し入れ、クローゼットなど、部屋の中にトイレ増設することもできます。

 

トイレ増設できる場所について

洋式トイレへリフォームする場合でも、スペースが必要に。最小スペースでも「幅80cm×奥行120cm」は必要になります。これは0.4坪ほどのスペースです。

このスペースが確保できれば、トイレ増設のリフォームは可能になります。

 

しかし、マンションの場合には注意が必要になります。

マンションのトイレの給排水管には専有部となる横枝管と、共用部となる立て管があるからです。

 

共用部となる管についてはリフォームができません。その場合には、横枝管を立て管まで伸ばす工事が必要に。

条件によっては、床下に十分なスペースが取れないことも。

 

その場合には増設したくてもできなくなります。

できたとしても、増設ではなく増築となったり、トイレが詰まったり水漏れの原因となることもないとは言い切れません。

 

マンションのトイレリフォームの場合には、リフォーム専門業者にまずは相談してみましょう。

いいアイデアを提案してくれるでしょう。

 

おわりに

トイレ増設リフォームは工事費用だけでなくトイレの本体価格、設置費用、壁の解体、壁紙クロスや床の張替え、照明器具の設置、電気や排水管の配線工事などの費用もかかります。

必要になるかどうかは、スペースや制約などもあるので、十分、調査してから行いましょう。