レンジフード交換リフォームの時期とレンジフードの種類

キッチンリフォームはよく聞きますが
レンジフード単体の交換は可能なのでしょうか。

 

もちろん、レンジフードだけを交換リフォームをすることもできます。

 

そこで、レンジフードのリフォーム時期や
レンジフードの種類・機能などをご紹介します。

 

レンジフードの機能

レンジフードは換気扇とフードと呼ばれる覆いを組み合わせた
キッチンの排気設備のことです。

 

コンロにかぶさるように設置する為
換気扇よりも油煙や蒸気、においを効率よく排出することが出来ます。

 

照明が付いているタイプも多く、手元を照らす事が出来るので
調理がしやすくなるというメリットもあります。

 

ガスコンロなど火を使う調理設備をキッチンに取り付けた際には
換気設備を取り付ける事が法律で義務付けられています。

 

IHクッキングヒーターは
実際には火を使わないのでレンジフードの取り付け義務はありませんが
調理中のにおいや油煙が気になる場合は取り付ける事をおすすめします。

 

レンジフードの故障原因と交換時期

レンジフードの故障原因

レンジフードの主な故障原因にはモーターの故障、スイッチの故障があります。

 

特にモーターの故障は汚れの蓄積や経年劣化が原因となる事があり
故障した場合は業者に原因を確認してもらう必要があります。

 

レンジフードの交換リフォーム時期

レンジフードの耐用年数は約10年程度です。

 

こまめにお手入れをしていても劣化は避ける事が出来ない為
約8年程度～約10年程度を過ぎると不具合が起こりやすくなります。

 

したがって約10年おきに交換リフォームをした方が
キッチンでのお料理も快適になります。

 

レンジフード交換の費用相場

レンジフードリフォームの費用相場は
レンジフード本体の価格や工事内容により前後しますが
およそ約4万円程度～約8万円程度です。

 

単純なレンジフードのみの交換であればリフォーム費用は安価で済みますが
機能性レンジフードへの交換や電気工事が入ってくると
約10万円程度～約20万円程度かかる事があります。

 

レンジフードのサイズ

幅のサイズは以下の3種類です。

 

・60cm
・75cm
・90cm

 

レンジフードだけをリフォームするのであれば
今設置しているレンジフードと同じサイズを設置すれば問題ありません。

 

レンジフードファンの種類

レンジフードのファンには

 

・プロペラファン
・シロッコファン
・ターボファン
の3種類があります。

 

プロペラファン

プロペラファンは「直接排気式」の部類に入るファンで
プロペラが回転することで室内の蒸気やにおいを吸い込み、屋外へ排出します。

 

壁に直接取り付ける為、排気ダクトは必要ありません。

 

構造がシンプル費用が安く、しかも排気量が多いのがメリットです。
デメリットは外から風が入ってきたり
風が強い日は排気機能が低下する点、音が大きい点です。

 

シロッコファン

シロッコファンは「ダクト排気式」の部類に入るファンで
ダクトを通して空気を屋外へ排出します。

 

シロッコファンはダクトから排気されるので
設置位置に自由度がある点がメリットです。
また、音が小さいという特徴もあります。

 

デメリットはプロペラファンに比べて排気量が少ない事
費用が高くなりやすい事です。

 

ターボファン

ターボファンはシロッコファンよりサイズが大きく羽根の数が少ない形状で
ダクトを通して空気を屋外へ排出する構造です。

 

3種類のファンのなかでは最も排気量が多いのが特徴です。

 

お手入れもしやすく便利ですが、価格が高いというデメリットがあります。

 

レンジフードのデザイン

レンジフードのデザインも3種類あり

 

・ブーツ型
・スリム型
・フラット型
が存在します。

 

ブーツ型

ブーツ型はキッチンを選ばない形状で最も普及しており
「スタンダード型」とも呼ばれます。

 

蒸気や煙を集める性能が高く
フードのみの取り付けが可能なのでプロペラファンに後付けも可能です。

フィルターの掃除がやや手間がかかるのがデメリットです。

 

スリム型

シロッコファンで使われることが多いレンジフードで
スタイリッシュな見た目が人気を集めています。

 

掃除のしやすさを考えた形状になっており
お手入れがしやすいというメリットがあります。

 

ブーツ型よりも価格が高いのがデメリットです。

 

フラット型

フラット型は薄い形状のコンパクトなレンジフードです。
キッチンの天井が低い場合にも設置することが出来ます。

 

レンジフードが床と平行になっている為、掃除のときは真上を掃除する体勢となり
人によっては掃除が大変というデメリットがあります。

 

最新レンジフードの便利な機能

フィルターレスレンジフード

レンジフードはフィルターについた頑固な油汚れのお掃除が大変ですよね。

 

フィルターレスレンジフードはその名の通りフィルターがないレンジフードなので
面倒だったフィルターのメンテナンスが不要になります。

 

フィルターレスレンジフードは油煙を整流板にぶつけて油分を付着させ、オイルトレーに回収します。
トレーに溜まった油を捨てるだけなのでお手入れがラクチンになります。

 

セルフクリーニング機能

従来型のレンジフードでは
ファンの手前にフィルターが配置されて油分をキャッチします。

 

自動洗浄機能付きのレンジフードはフィルター、ファンが一体型になっており
そのファンの一部分がお湯を設置する事で浸け置き洗いが可能な仕組みです。

 

その為、フィルター掃除にかかる手間と時間を省略する事が可能です。

 

コンロとの連動機能

コンロの点火と消火に連動して自動で換気扇のON・OFFをしてくれる機能です。

 

調理時に換気扇を点け忘れたり
調理後に換気扇を消し忘れる心配がなくなります。

 

連動機能を使うには
コンロ、レンジフード両方に連動機能タイプを設置しなければなりません。

 

また、メーカーどうしは互換性がある製品が多いので
コンロとレンジフードのメーカーが違っていても問題なく使える事が多いですが
念の為希望の機種がある場合は施工会社に相談してみましょう。

 

レンジフード交換リフォームの際には一度リフォーム会社に相談を

レンジフードは定期的に交換する事でキッチンの排気もしっかりと行われ
快適に調理をする事が出来ます。

 

希望している機能と予算、インテリアとの相性に合わせて最適なレンジフードを選ぶ為にも
リフォームを検討している際には一度リフォーム会社に相談して
商品情報などを聞きながら選ぶのがおすすめです。

 

また、レンジフード交換リフォームを検討中の場合は
一度現地調査でレンジフードの状態を確認してもらうと良いでしょう。