初めてリフォームをする時にはリフォームの流れを把握しておくと良い

リフォームをしたいと思っても、何から手をつけたらいいのか、どんなリフォーム会社に依頼したら良いのか、費用はどれくらいかかるのかなど、初めてのリフォームでは良く分からないことがたくさんあります。

 

そこでリフォーを依頼する前に大まかな流れを知っておき、一つずつ段階を踏めばリフォームを成功させることが出来ます。
この記事ではリフォームの段階に沿って、疑問に思うことや不安な事を説明し、リフォームを成功させる秘訣を紹介しています。

 

リフォームを考える時には家族で話し合う

リフォームを考えた時点で、家族で今の住まいの不満や不便に感じている点を相談しましょう。
例えばキッチンが使いづらいとか、部屋が暗いといった問題や、隙間風が吹くなどの構造上の問題も確認できます。

 

大切なのは家族全員の提案を聞くことです。
リフォーム工事が終わってから不満が出ないよう、前もって皆で話し合いましょう。

 

家族と相談する時には、将来の生活様式の変化を見越したプランを立てると良いでしょう。
5年後、10年後のことを考えると、高齢者の足腰が弱るかもしれません。

 

家をバリアフリーにすることや、二世帯住宅に改装する必要があるかもしれません。
家族の要望が分かったらリフォームの優先順位を決めて、リフォームで使う予算と、いつまでに完了するか期限も決めましょう。

 

リフォームでよく起きる問題が予算オーバーで、最新の設備や部材を選択すると予算がすぐに足りなくなってしまいます。

 

そこで予算について前もって家族で話し合い、上限を超えないように注意しましょう。浴室やトイレ、キッチンなどリフォームする場所がいくつもある時には、優先順位をしっかり決めておきましょう。

 

優先順位を決めておくと、家族の要望を聞いて予算を超えてしまいそうな時でも、緊急性が高い場所からリフォームすることができます。

 

優先順位の決め方は、耐震や雨漏りなど今すぐに修理が必要な場所からリフォームするようにして、余裕がある時には寿命を超えた設備を取り換えたり、部屋の見た目を良くするリフォームも検討できます。

 

リフォーム工事をする範囲について決める

リフォームで部屋の大きさを変えたい時や、トイレの場所を変更したいなど、大掛かりな工事をする時には、まずリフォームできる範囲を確認しましょう。
家によってはリフォームできる所とできない所があるので、リフォームの話し合いが進んでから、実はリフォームできない場所だったと判明しては困ります。

 

特に注意が必要なのはマンションです。
マンションには占有地と共有地があり、たとえ分譲マンションであっても自分でリフォームできる範囲は占有地だけです。

 

ベランダは共有地として扱われるので、外からのマンションの見た目を同じにするために、サッシや窓のリフォームはできないことになっています。
もしマンションのリフォームを検討している時には、管理会社に確認すると良いでしょう。

 

リフォームでかかる費用を準備する

リフォームの内容によってかかる費用も大きく変わりますが、数十万から百万円以上の高額になることも多いです。
お金が足りない時には、リフォームの費用をローンで支払うことになります。

 

多くのローン会社は住宅ローンよりも金利を高くして、期限も短いことがあるのでローン会社の情報を確認しておきましょう。

 

もし耐震性を高めたり、高齢者のためにバリアフリー住宅にしたり、気密性が高い省エネ住宅に変えるなどのリフォーム工事なら、申請すれば自治体や国から補助金が出ることがあります。

 

リフォームをする前に補助金の情報を集めると費用を節約できます。
また古くなった設備を入れ替える時にはサイズを測っておくことが大切です。

 

例えば浴室のリフォームを検討している時には、現在どれくらいの大きさの浴槽が取り付けられているかを知れば、リフォーム業者やショールームのスタッフとスムーズに話し合えます。

 

なお給湯器や便器を取り換えようと思っている時には、大きさだけでなく型番も控えておくと良いでしょう。

 

リフォーム工事の情報を集める

リフォームの計画が立ったら、インテリアの雑誌やリフォームに関する本、インターネットに載せられているリフォームの事例の写真などをチェックするとイメージを膨らませやすいです。

 

写真だけでは不安な時には、住宅メーカーやリフォーム会社のショールームに見に行って、実際に手で触って使用感を確かめることが出来ます。

床材や建具、住宅機器は常に進化しているので、ショールームで最新の設備を見るだけでも知識が増えますし、テンションも高まります。

 

自分の家の状況や好みに合った造りやカラーを見つけると、リフォームの具体的なイメージが固まります。

 

リフォームを依頼する業者を探す

リフォーム会社を探す時には、幾つもの会社を比べると良いでしょう。

 

対応できるリフォームの内容や得意分野はリフォーム会社によって違うので、幾つもの会社に見積を出して比べることで、費用の相場を知って自分のイメージに最適な会社を選ぶことができます。

 

リフォームを依頼する前には3社から5社に見積もりを出してもらい、内容を見比べるようにしましょう。
この時に見積書の内容が微妙に異なっていると比べようが無いので、各社ともリフォームする場所や内容は変えないで、同じ見積書を出してもらうようにしましょう。

 

どのリフォーム会社でも見積もりは無料なので安心して依頼できます。

 

もちろんリフォーム会社によって料金は違いますが、相場よりも異常に安い料金を提示してきた場合は、保証の期限が短い場合があります。

 

料金が安いのであまり考えずに契約すると、リフォームが終わってから問題が発生した時に対応してもらえず、追加でリフォーム料金がかかってしまうこともあるので、保証の内容や期限はしっかり把握しておきましょう。

 

この点でアフターサポートを丁寧に行ってくれる業者を選ぶと安心です。

 

リフォーム工事の料金は安くてもリフォームした後に問題が発生して連絡しても、一向に来てくれないような業者では大変なので、問題が起きた時にはすぐ駆けつけてくれる業者を選ぶようにしましょう。